2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

減らず口

『嫁洗い池』 芦原すなお、文芸春秋 を読んで、どうしてこの人の作品の登場人物が好きなのか、その理由がようやくわかった。要するにわたしは減らず口が好きなのである。減らず口というのは、理屈には合ってるけど「大人なら」(諸般の事情を勘案して)言わ…

余韻を楽しむ本 / タッチパネル

「真田太平記」1〜12巻 池波正太郎、新潮文庫 は10日で読み終わったが、終わったあともしばらく真田兄弟の運命から思いが離れなかった。それにしても、なんて時代だったんだろう。人の命はほんとうに軽い。ただ、最後に大阪城に入るのが、忠義とかそんな…