2008-01-01から1年間の記事一覧

みなさまよいお年を

ちょっと出かけてくるので年内はこれが最後の更新です。 今年一年、たくさんの人に迷惑をかけ、助けてもらいました。お詫びとお礼を申し上げます。お心当たりの方はお受け取りください。 今年読んだ本のベストを選ぶのに日記を読み直したら、やり残したこと…

今年読んだ本

そのまえに前回から昨日までに読んだ本。 『Gボーイズ冬戦争』 石田衣良、文芸春秋 ウエストゲートパーク?である。 『あなたが名探偵』 創元クライムクラブ 犯人当て短編 『樹の上の忠臣蔵』 石黒耀、講談社 赤穂開城のときに逃げたと非難されている大野九郎…

偶然の関連

いろんな経緯で本を読むことになるわけだが、自分で選ぶだけじゃなく、仕事で読んだり、面白いからと貸してくれる人がいたりして読むこともある。そうやって、出所はばらばらなのに、テーマが妙にそろってしまうことがある。今回は、自分の体が動かなくなる…

外出嫌い

近頃外出が増えている。友だちや仲間と会うのは楽しいし、集会に行っても得るものがたくさんある。だけど、やっぱり外に出るのは好きじゃないなあ。誰にやれと言われてるわけでもないのにやってることだから、文句を言う先もないんだけれど、ほんと、来年は…

『裁判員制度の正体』

お勧めにより、『裁判員制度の正体』 西野喜一、講談社現代新書を読みました。 TODさん、ヤマボウシさんのおっしゃるように、この本を読むかぎり、死刑廃止論者であると書けばすらっと辞退が認められちゃいそうですね。でも、そうだとすると、存置派ばかりで…

出羽おばと化す

昨日の続きを書こうと思っていたけど、やはり間をおくと気が抜ける。けど、貧困イッキ大集会に出て人権パスポートをもらいましたよ、と言いに来てくれた人がいてうれしかった。 昨夜帰りが遅かったのでタクシーに乗ったら、運転手さんが自動車会社の大量首切…

反戦と抵抗のフェスタ

昨日は朝からアムネスティの会議で、会議の後は反戦と抵抗のフェスタに「死刑に異議あり!」のブースを出展していたので交替に行った。京浜ホテルの自主運営労組の人、「62億ってどんなだよ、リアリティツアー」の企画者・支援者の話とビデオ上映など、盛…

NHKは公正か?自衛隊撤収のニュース

今朝ご飯を食べながらニュースを見ていたら、自衛隊が撤収するというので、派遣決定からこれまでの流れを振り返っていた。政府がどう思って提案したかもいい、審議がどう進んだかも報じなくてはならないだろう。現地での活動も伝える必要があるだろう。とこ…

世界の子どもたちは今

ほっとくと本をどんどん借りては返し、何を読んだかわからなくなってしまう。前のクールは心に余裕がなかったのを如実に表して、前に読んだ本ばかりを借りていた。安心してそこそこ楽しめるからだ。かなり抜けているが、ま、いいか。 『宴の支度』、『宴の始…

参加する権利

アメリカの新大統領にオバマ氏というニュースで持ちきりだった昨日の各紙だが、赤旗に載っていた小さな記事が気になった。 ホームレスが投票 ロス「歴史の一部になる」 【ロサンゼルス=ロイター】 米ロサンゼルス旧市街の五十区画から成るスキッドロウ地区…

なにわの道案内

ハードだけど楽しかった週末が終わった。 金曜の夜は月刊『現代』の座談会(最終号に載る)、井上章一さん、鹿島茂さん、土屋英明さん、田丸久美子さんとご一緒しました。井上さんは、ある御著書の写真を見てブッサイク(ごめん!)な人かと思っていたんだけ…

なんだかバタバタ

昨日は明治公園で開かれた貧困イッキ大集会に、「死刑に異議あり!キャンペーン」のテントを出して参加してきた。準備をするのに折りたたみ椅子を何回か運んだら、今日は上腕二頭筋が痛い。軟弱である。たかがあれしきで、と思うと情けない。わたしたちは死…

三浦さんのこと、そして年金

三浦さんが自殺したという。三浦事件は、メディア裁判の始まりを画した事件と言えるだろう。津波のような報道、メディアの筋書きに従った捜査、「怪しい人物」というキャラクターの確立。状況証拠だけ、しかも依頼した相手の特定もできていないのに有罪判決…

高いはずだよ、マロングラッセ

まるまると太った栗をたくさんいただいた。今年はもうすでに二回栗ご飯をやったから、マロングラッセでも作ってみようか、とバカなことを思いついてしまった。とりあえず鬼皮を剥いて、ネットでレシピを探すと、「四日目」なんて項目がある。なんだと!?お…

ひとの記憶というものは

週末、仙台で学生時代のクラブが創部50周年を迎えたというので大々的な祝賀イベントがあり、参加してきた。200人以上の祝賀会と120人ほどの記念登山を見事にとりしきった実行委員会には脱帽した。青葉通りの欅はずいぶん大きくなっていたし、川内も…

保険料

今、地球温暖化関連の本を訳しているんだけれど、単に暑い、寒い、シロクマがおぼれるといった話ではなく、具体的に人々の生き方にどのような影響を与えているかを描いている。その一つに保険料の高騰というのがある。アメリカのメキシコ湾岸、大西洋岸では…

日本は封建国家

新内閣だそうだ。これで四代続けて世襲議員が総理になっている。大臣の顔ぶれもあいつの息子か、とか、あいつの娘かというのばっかり。町の豆腐屋さんが親のあとを継ぐというのとは違う。権力の世襲って、日本は封建国家かっていうの。小渕を大臣にして女性…

良心的裁判員拒否者宣言

来年五月から裁判員制度が始まる、と言われている。この制度は、「殺人などの重大犯罪の第一審に限り」ランダムに選ばれた市民6人と裁判官3人が話し合って、有罪・無罪と、量刑を「多数決で」決めるものだ。 問題はたくさんある。裁判員の拘束期間を短くす…

実績を作るために人を殺すのか

死刑執行があった。 内閣改造一ヶ月で総理が辞任、新しく首をすげ替えたらまた大臣が代る。大臣室からトイレに行く道順を覚えないうちにおわりだ。政治は開店休業状態というわけで、総裁選挙で浮かれている。そんな大臣が人を殺すために署名する。自分の署名…

シリーズ次作はなぜでないか

天気がうっとうしいせいで仕事が進まない(嘘、天気のせいではない)。近頃、だらけきっていて、締め切りも何も、どうでもいい状態である。引退したら毎日本を読んで過ごすんだと思っているが、現在の状態はそれに近い。でも、そこはかとなく罪悪感が漂って…

またかよ……総理辞任

今日のネットはこの話でもちきりなのだろうと思うが。誰だって一言言ってやりたくなるものね。参院とねじれててやりにくい、って、そりゃあ、民意とずれてるからやりにくいと言ってるのと同じでしょう。連続ふたりが政権投げ出しというみっともないことまで…

命の値段

拉致されていた伊藤さんが亡くなった。こういう事件があるとマスコミはアフガンの状況を報じる。現地ではずっと、空爆によって、あるいは戦闘に巻き込まれて、大勢の人が命を落としている。その人たちの死は報じられることもなく見過ごしにされている。注目…

ブラックホール

涼しくなった。便座の冷たさに秋を感じる。腰痛がひどくて、なかなか仕事が進まない。落ち着いてすわっていられないからだ。つい、本を持って横になる。ということで本はたくさん読んだのだが、前回返す前に取ったメモ(10冊くらい)がどこかに消えてしまっ…

何度も買う本

つい先ほどまでかみなりが暴れまわっていたので、パソコンの電源を抜いて本を読んでいたのだが、停電になるにおよんで、「本も読むなというのかっ!」とつい冷静さを失ってしまった。 修行が足りない……。ま、幸いすぐに回復したが。昨日は久しぶりに本屋に行…

へびも暑い?

今朝ゴミを出しに行こうとしたら、はすむかいのおばさんが庭の門のところで手招きしている。見たら、蛇が門のてっぺんに横たわってて、怖くて外に出られずにいたのだ。つかまえたら、ゴミといっしょに捨ててきてと言うのでごみ収集場所まで持っては行ったが…

なぜ怒る?

推理作家協会の総会・懇親会があったので出席してきた。公益法人改革でアムネスティの中では論議が活発なので、おなじ社団法人である推理作家協会はどうするのかな、と偵察してきたのだ。会長の大沢さんは活動実体があれば大丈夫ですよと、非常に楽観的だっ…

アルマダの写真

帰ってきて暑さにやられている。フランスは、最初の一週間は晴れてさわやかな初夏の天気だったのだが、その後雨が降り、急に寒くなった。毎日20度に達しない気温で、雨が降ったりやんだり。友人に言わせるとレテプーリ、腐った夏ということだが、これだけ暑…

モネのカテドラル

大聖堂のプロジェクションを見てきました。幻想的。ノルマンディの夜空を背景にモネのカテドラルが実物となって浮かび上がるという、すばらしいショーでした。祭りの間毎晩やっているので、また見に行くつもり。次回はもっと遠くから全景は無理だけど、もっ…

ルーアン

ルーアンに来ています。大聖堂、美しい。サンラザールから出る列車はずっとセーヌ沿いを走り、1時間10分です。セーヌ沿いの林の中の家は美しく、こんなところに住んでパリに通うのもいいだろうなと思います。ルーアンと言えばジャンヌ・ダルクが投獄され、火…

おにぎりとアムネスティ

日曜はぶったおれていました。毎日出かけるのはやはりだめらしい。一日眠っていた。今日は回復して朝食ランデブーに出かけたら、うまく会えず、一人でカフェオレとクロワッサンを食べてホテルに戻り、午後のアムネスティ訪問に備える。でも、なかなか食欲が…